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劇団ぺブル(ぺブル・グラベル) 公式ブログ

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Category: 主催のひとりごと > 私なりの余談  

第187話 ポン子、参上!

宇野港の公園で暮らしていたおじさんが亡くなったらしい。
おじさんは公園のトイレの前に居を構え、
いつもベンチに寝転がっていた。

最近、公園を通りがかると、
トイレの前の荷物が片付けられていた。
おじさんの死後、役所の人たちが片付けたようだ。
そして、いっぱいいた猫の姿も見られなくなった。

おじさんのまわりにはいつも猫の姿があった。
何匹いるんだ?ってくらい大勢いた。

おじさんは猫を育てていた。
自分自身の食べるものを確保するのも大変なのではと、
お見受けしていたのだが。
おじさんは立派に猫を養っていた。

次第に猫の数が増えた。
おじさんの青空猫ハウスに、さらに猫を捨てていく人がいたそうだ。

反対に協力者も出てきたようだ。
トイレの前にはいつも大きなエサ袋が置かれてあった。
誰かがエサを置いていったのだろう。

石島の漁師さんに協力者の一人がいる。
猫を二匹、島で飼っているのだが、
あのおじさんの所にいた猫を引き取ってきたという。

さて、
すくすく島で育ったその猫が、
先日、六匹の子を産んだ。

避妊手術を受けさせようとしていた矢先、
他の島の猫と結ばれたようで、、
はてさて、これ以上飼うわけにはいかないし、
漁師さん、どうしたものか困っていたようで。

それを聞いた私、岡山の我がマンションには、
パンダ柄と黒いひと、二匹も住民がいるので、
これ以上増えるのは厳しいなと。
しかし、両親の暮らす島の実家にはペットはいないなと。

そこで、母を説得。
以前飼ってた猫が死んでから、
別れが悲しすぎるので、もう二度とペットは飼わない、
と決めていた母、なかなかうんと言わない。

そこを半ば強引に説得。

結果、島の実家に一匹家族が増えることになった。



名前はもちろん、飼う前からポンセに決めていた。
我がヒーロー、ポンセしかないだろう。
パチョレック、あるいはラミレスと迷ったが。

「ポンセってどういう意味?」と母が聞くので、
偉大なプロ野球選手の名前だよと説明すると、
女の子なのにポンセはおかしいんじゃないかと母が訴える。
そうだ、この子はメスだった。
だが、私の信念は揺るがない。
じゃあ、ポン子でいいじゃないか。

命名「ポン子」

「ルルにせんかぁ」と、それまで全く興味なさそうにしていた、
父が、以前ひいきにしていた飲み屋のねーちゃんの名前をつけたがる。
軽く一蹴。

命名「ポン子」



ポン子はこうやってクマの人形の足の間に入って寝る。
クマの人形に母猫の面影を感じるのだろうか。

ポン子が来て5日目。
あんだかんだぶつぶつ言って興味なさそうだった父が、
「ポンちゃん!」とか言いながら、ポン子を離さない。
一日中腹の上に乗っけている。
ポン子も慣れたようで、父の腹の上を跳び回っている。

あまり会話のなかった我が実家、
ポン子のおかげで雰囲気が一変した。
ペットを飼う、効力は絶大だ。

島で生まれたポン子の兄弟達も、
無事引き取り先が決まったようだ。

しかし、公園のおじさんの元にいた猫たちはどこにいったのだろう。
島の人が、おじさんの死後も、猫を見たと言っていた。
おじさんには頼れなくなったけど、なんとか自力で暮らしてはいるようだ。

目の前の一つの生命でさえ簡単に見捨てる人がいる中で、
あの公園のおじさんは、何匹の猫を養っていただろう。
偉い人だったと自分は思う。

おじさんの遺した生命の系譜がポン子になる。
あとは責任をもってこの目の前の一匹を育てるだけだ。


つづく…
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テーマ : 演劇・劇団    ジャンル : 学問・文化・芸術


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